併願プラン(3.「2月3日」)
前述のとおり、湘南地域で、
聖光/栄光第一志望の受験生の
王道パターンは、
2/1逗子開成 →2/2聖光・栄光 →2/3浅野
浅野は、近年、高い実績を挙げており、
魅力のある学校。
塾いらず、現役率の高さといった点も
すばらしい。
聖光/栄光が残念でも、浅野なら
ほとんど遜色ないと思う。
部活動に力を入れており、
運動系の男子学生にとって
楽しい学校生活になるだろう。
★浅野以外
<逗子開成>
2月1日の逗子開成が残念だった場合は、
手堅くいくなら、もう一度2月3日の逗子開成を
受験することをお勧めする。
<筑波駒場>
湘南地域の多くは学区外となると思われるが、念のため。
結論から言うと、あまりお勧めできない。
・もともと授業のサポートが弱く、
鉄緑会が前提となる学校の1つだが、
湘南地域で鉄緑会含めた通学時間の確保は厳しい。
・最近、「抽選化」の議論が浮上している。
<横浜市立南高校付属>
湘南地域で公立中高一貫校ということであれば、
南は当然に視野に入ってくる。
ただ、以下の点に留意する必要がある。
・テスト(適性試験)が独特。読書感想文形式とか。
・独特の試験対策に多くの時間をかける必要があり、
私立との併願はやりづらい。(不可能ではない)
・内申点が加味される。
提出物がルーズだったり、
授業態度の先生ウケが悪い男子生徒は
SAPIX偏差値で64だろうが65だろうが
ひどい不利を受ける。
南は、他の公立中高一貫と比べると
内申点の比率は低いが、
それでも軽く試算したところ、
内申点が平凡な生徒は、
筆記試験のほうで
開成~聖光レベルの実力を発揮しないと合格できない、
という試算結果だった。
・かたや、内申美人やフロックで合格する層が
一定数いるため、入学後の生徒たちの学力の
ばらつきが大きいとの声も聞いている。
・今の先生たちは頑張っていると聞いているが
公立であるため、人事異動のリスクはあると推察する。