模試や週例テストの活用法
これも湘南地域とはあまり関係ないですが
受験勉強一般において、
効率的に成績を向上させるための「本質」が
記載されている記事なので、掲載します。
●東洋経済オンライン『「模試=健康診断」を賢く使えばまだ伸びる』
https://toyokeizai.net/articles/-/233301
<抜粋>
『模試とはいわば「健康診断」のようなもの。』
『大切なのは一喜一憂することでなく、その後の「対策」です。』
『まず模試で見るべきところは、算数の偏差値でも、4科目合計得点でも順位でもありません。各科目の分析ページを見てください。そこにはあなたのお子さんの診断の数値がビッシリ書かれています。』
『「算数が不得意」とか「社会が苦手」といったうすぼんやりしたものではなく、「食塩水の問題ができていない」とか「月の満ち欠けの理解が不十分」などとより具体的にピンポイントで弱点が判明します。あとはそこを攻めていけばいいわけです。』
『では次に弱点項目の攻め方ですが、まず弱点として判明した単元が扱われている塾テキストの該当箇所を復習させてください。このときテキストは小6のものだけでなく、小5や小4にさかのぼって学習させるようにしましょう。』
●以下、私見です。
(なお、私はいかなる塾や予備校とも利害関係を有しません。)
中学受験において、
四谷大塚は、
・小4~小6のテキストである「予習シリーズ」が
冊子の形態で体系化されており、内容も練り上げられており、
予習・復習・事後再参照が容易であること
(弱点補強のたびにテキストに立ち返り、
ぼろぼろになるまで何度も復習できる)
・模試(合不合判定テスト)や月例テスト(組分けテスト)に加え、
週テストが毎週実施され、細かい分野別の弱点がこまめに
浮き彫りになること
・塾から課題として一律に与えられる課題等は最小限となっており、
個々人の弱点補強のための十分な時間が確保できること
から、
少なくともこの点においては、最適の塾だと考えています。
そもそも子どもによって、弱点の箇所は様々です。
たとえ習熟度別(4科の得点別)にクラス分けしていても、
同じクラスの中で、
図形が不得手な子もいれば、
数列が不得手の子もいます。
全員一律の課題が大量に出されている塾は、
その時点で、
非常にムダの多い勉強法を強いているとの第一印象を
持たざるを得ません。
また、その宿題に追われて、
自身の弱点補強のための時間が十分に取れなくなって
しまっているとすれば、まさに本末転倒です。
(注:四谷大塚以外は、
特定の塾を念頭に置いたものではなく、
あくまで一般論です。)