神奈川/湘南地域の中学受験(男子)

第一子の中学受験が無事終了。第二子の受験に向けて備忘録代わりにブログ開始。

算数の「国語な」間違い

算数の「国語な」間違いって、

具体的にどんな間違い?というご質問について。

 

典型例。

 

今週の範囲でいえば、

予習シリーズ(算数)P13練習問題【4】

「長いすは全部で48きゃくあります。まず、半分の長いすに8人ずつすわりました。次に残りの長いすには7人ずつ座っていくと、長いすはいくつ余りますか」といった感じの問題。

 

これが分からない、と悩んでいるので

何がわからないかと聞いたら、

「1本の長いすの右半分にまず8人すわらせて、

 左半分に7人すわらせていくんだよね。

 だとすると、全部の長いすには、少なくとも8人は座るんだよね。

 誰も座っていないからっぽの長いすなんて、1つもないんじゃないの?」

という趣旨の疑問を、拙い説明で必死で訴えていました・・・。

 

「半分の長いすって、48きゃくの半分、っていう意味じゃない?」

と聞いたら、

アッと声を上げ、あとはすらすらとけました。

 

まだ算数は問題自体は簡単なので、

行き詰っている設問はたいてい

「国語な」間違いです。

 

頭が固いというか、常識が無いというか・・・。

そういえば、私も幼少期、おふくろに

よくそういうふうに言われたものです。

 

受験勉強はじめての第一週の自習状況

sna.hatenadiary.jp

 

週15時間という、当初の予定。

さて、どうなったか。

 

次男くんは、週末にパパと計画した

週間予定表をちゃんと守っていたようで、

木曜の1時間と金曜の1時間を残し

13時間の勉強をしたようです。

 

ふだん、YouTUBEでアホな動画を見て

げらげら笑っているので、平日どうなるかと

思いましたが、やるときはやるようです。

ちょっとホッとしました。

 

金曜の1時間は、算数や漢字の苦手部分を

おさらいするために充てているので

実質的には明日の1時間で終わり。

 

残っているノルマは、

・算数の演習問題集のP9「練習問題」の【2】【3】

・「漢字とことば」の最終頁「ことば」部分

 

予定調和のように、過不足なくこなせそうな感じ(笑)

 

もちろん、本格的な受験勉強とはとても言えないけど

まずは体を慣らしていくことから。

週テストの点を見て、次はどうすればいいか、

「自分ごと」として考えてもらう予定。

 

読解か、理科・社会か

長男のときは、新4年生の当時、

とにかく国語(読解)が極めて厳しい状況だったので、

(注:問題を解くとかいう以前に、そもそも文章がまともに読めない。

   2,3行の文章でも1分ぐらいかかる。)

4・5年生の間は理科・社会はほんとに最低限しかせず、

読解に大量の時間を投入しました。

 

読解は、即効性が現れないので

毎週、週テストに追い立てられていると

どうしても理科・社会に手を出したくなります。

目先の点数は上がりますから。

 

しかし、これはもはや、受験放棄といっていい

致命的な戦略ミスとなります。

国語の読解が白紙答案のまま受験本番に

突入したら、どうせ敗戦は確定のようなものです。

思い切って、国語にかけました。

 

しかし、読解にひたすら時間をかけているのに

なかなか見た目の点数が上がらず、

やきもきしました。

ただ、読解は私がマンツーマンで見ていましたから

点数に表れなくても、水面下で実力が上がってきている

ことは十分に手ごたえを感じていました。

 

妻の勧めで、さすがに

6年生の春からは理科・社会にも

本腰を入れ始めましたが

そのころには国語も点数に表れ始めていました。

そして、受験直前期の年末から1月ごろには、

国語も選抜コースの中で上位に入れるぐらいになり、

算数で失敗しても国語でカバー

できるようになっていました。

たまたま間に合ったからよかったですが、

これは本当に、ぎりぎりの勝負だったと思っています。

 

次男はそういうことがないよう

早めに速読教室など行かせていたので

今、みるところ、少なくとも「読むスピード」

は長男のスタート時よりは

はるかにマシですが、

それでも、精密な読解力という点では、

まだまだ道のりは長い感じです。

 

週テストの最大の長所

週テストの最大の長所は

設問1問ごとの正答率が集計・開示されることです。

 

同じ「×」でも、

正答率70%の問題が「×」だったのか、

正答率10%の問題が「×」だったのか、

対策は全然違ってきます。

 

特に、初めのすべりだし段階では、

マニアックな問題への深入りは危険です。

 

長男のときは、週テストが終わったら

2人でしっかり見直し、

間違えた問題のうち、正答率が高い問題を

1つ1つピックアップし、

それぞれが、「どういう勉強をしていれば

落とさなかったはずであった」かについて、

本人に考えさせ、本人に提案させたものです。

 

 

週間勉強時間

長男の時と違い、

平日の妻のマンツーマン指導が期待できないので

本人(次男)と私とで綿密に計画を相談しました。

 

基本的には、

・土曜・日曜はパパのマンツーマンで4時間/日

・平日は、本人の自学自習で、学校も習い事もあるので

  ・月・水は2時間/日

  ・火・木・金は1時間/日

合計で週15時間。

 

正直、これで足りるわけはないと思われるのですが、

夜10時には寝させたいし、

いきなり長時間勉強は次男もきついでしょうから

まずはこのあたりから、そろりと。

 

・週テストの見直しは「必ず」パパが見たい。

・読解も、「できれば」マンツーマンで見てあげたい。

 (漢字や語彙は自分でやってもらう)

・理科と社会の予習シリーズの初見部分も

 できれば「横から最低限の」サポートをしたい。

だから、このあたりを土日に優先。

 

算数の演習問題集は

本人にやってもらい、

歯が立たなかった問題だけ

残しておいてもらって、

夜、パパが帰宅後にサポートします。

というか、それ以上はやりようがありません。

理科と社会の演習問題集もこなしたいのですが

たぶん、時間はなさそうだなあ・・・。

この時期は、算数・国語を優先で行きます。

 

 

 

栄光学園?

前述の3つのコースのいずれにも

栄光学園が出てきません。

これは私自身、意外でした。

一番近くにある名門中の名門校なのですが。。。

 

以前から申し上げている通り、

間違いなく素晴らしい学校なのですが

(1)東大・国医を目指すなら聖光狙い

(2)手堅く附属校狙いなら普通部第一希望

 

となると、両方にはさまれて

結果的に、ポジションを失ってしまった感じです。

 

栄光学園の東大・国医合格率は、

高いとはいえ、所詮5割いくわけでもない。

(それでも普通の進学校と比べればバケモノですが)

残り5割以上の生徒は、結局、良くて早慶ということなら

初めから普通部を確保したほうがいいのではないか

というのが親心です。

「聖光はちょっと厳しい。だけど東大はあきらめきれない」

というのは、うーん。どうなんだろう、と。

まあ最後は本人の判断に任せるつもりではあるのですが。

 

注:同じ理由で、聖光を狙う場合であっても、

  下半分にすべり込むことが

  必ずしもラッキーなことだとは思っていません。

 

(3)「高校受験回避」コース

「普通部・中等部なんて高嶺の花。とうてい無理。」

という場合であっても、

さすがに、逗子開成鎌倉学園あたりは狙える力があるなら

行かせてあげたいと考えているところです。

 

6年間、じっくり将来を考える時間を与えてあげたいし、

それに、とにかく我が家は、内申点が全く期待できず、

高校受験は厳しいという事情があります。

 

少し注目しているのは、

今年からできた

2月1日午後の山手学院特待選抜入試です。

中学時代は授業料タダで、

しかも高校受験を回避して計画的な6年間を過ごせる、

学校は自由で明るい。校長先生も変わって、やる気ありそう。

ひそかに魅力を感じてます。

 

この場合、2月1日:(AM)逗子開成、(PM)山手特待、

     2月2日:鎌倉学園

     

といったラインを想定しています。

 

山手の偏差値は特待合格と一般合格が混ざっているので、

特待合格の偏差値が知りたいところです。