神奈川/湘南地域の中学受験(男子)

第一子の中学受験が無事終了。第二子の受験に向けて備忘録代わりにブログ開始。

私見/「聖光と栄光」(1.勉強のフォロー体制について)

一部のWebサイトでは、
聖光vs栄光のお互いの悪口みたいな
ひどい言葉の投げ合いもみられ、
心を痛めています。
第一子の受験勉強の際に
いろいろ情報収集し、家族で真剣に比較検討しましたが、
間違いなく、聖光も栄光もすばらしい私学であるというのが、
お世辞抜きの正直な結論です。

まず、

1.学校側の勉強のフォロー体制について

 ・聖光は、
  ドロップアウトしそうな生徒を指名制で
  夏休み中の補習に強制参加させる、
  職員室もガラス張りで、
  気軽に質問に行けるようにするなど、
  「面倒見のいい」学校と言われており、
  それとの比較で、栄光は自発的に努力しないと
  学校側はあまり助けてくれない、みたいな
  言い方も一部であるようです。
 ・しかしながら、自分自身の経験も踏まえれば、
  そもそも勉強とは
  「自分で」考え、「自分で」やるものです。
  学校説明会など見聞きした限りでは、
  栄光はやる気のある生徒にはきちんと
  良質かつ高度な学習の機会が与えられ、
  職員室は、
  「ここがわからない」「もっとこの部分を知りたい」
  といった生徒に向けて、きちんと開かれています。
  であれば、何の問題があるのか、と思います。
 ・一般論として、
  知的生産活動に従事するビジネスパーソンは、
  社会に出てからも日々、「勉強」の連続です。
  そんな手取り足取りフォローしてもらわないと
  やっていけないようでは、社会では相手にされず、
  誰かが作ったマニュアルをなぞって
  機械的な作業しか担当できず、
  「東大は出たけれど」みたいになります。
 ・東京の中高一貫の名門校の一定数は、
  中学1年生から鉄緑会等に入る傾向があります。
  それでは、
  学校のおかげで志望大学に合格したのか、
  鉄緑会等のおかげなのか、貢献の割合が
  よくわかりません。
  それに対し、栄光は、
  聖光ほどのサポート体制とは言いませんが、
  終盤の高2、高3の志望校対策段階は別として、
  中高一貫のカリキュラムの大部分に関し、
  しっかりした見識と能力のある教師の指導の下、
  高度な基礎力の習得が達成できており、
  であるからこそ、あれだけの進学実績を、
  長年、維持していると考えられます。