神奈川/湘南地域の中学受験(男子)

第一子の中学受験が無事終了。第二子の受験に向けて備忘録代わりにブログ開始。

開成と聖光の出題傾向の違い(1.算数)

開成と聖光。

 

かつては典型的な併願パターンだったが、

もはや0~2ポイント程度しか偏差値の差がなく、

安易に二兎を追うと、一兎も得ずのリスクが

増大している感あり。

(参考)偏差値一覧
  https://sna.hatenadiary.jp/entry/2018/05/05/052914

 

1.算数

 

 一般に、

 算数の傾向が似ているということで、

 開成と聖光の併願を志向する方が多い。

 

 たしかに、

 麻布や栄光のような、

 天才的なひらめきが求められる傾向がある学校とは違い、

 開成や聖光は、

 高度な論理的思考力と高速演算能力を有する秀才が、

 難関校の過去の出題例を

 こつこつ着実にこなして血肉にしていけば、

 安定的な成績を維持できるようになるという点で、

 似ているといえば似ている。

 

 ただ、注意すべきは、

  ・開成の算数は、近年、急激な易化の傾向があること

  ・聖光の算数は、偏差値の上昇に比例して、年々、

   難化の傾向があること

 という点。

 

 開成の易化は、一説には、

 やはり易化傾向にある東大数学に合わせたものとの

 指摘もあり、

 仮にそれが事実であれば、

 2018年の東大入試では数学が再び難化したとの

 情報もあるため、2019年以降の開成算数の

 傾向は未知数ではある。

 

 これに対し、聖光の算数の傾向が

 年によって激変することはあまり想定されない。

 理由は、聖光の学校側の方針として、

 聖光への入学に向けてこつこつ努力した受験生を

 学校が裏切るようなことはしない、という

 考え方があるように見えるため。